●ステンレス製包丁について

ここでは、お客様よりいただくお問い合わせのうち、包丁について良くあるQ&Aをまとめさせていただきました。
お客様でご使用になられる際の一助となれば幸いです。
また、ここに掲載されていない内容につきましても、出来うる限り回答させていただきますので、
メールフォームよりご質問いただけますようお願い申し上げます。



 

Q1.使い始めて1週間程で切れ味が鈍くなってきましたが、何故?

A1.包丁は使用していくうちに摩耗や衝撃などで刃先が消耗してゆく為、徐々に切れ味は落ちてゆきます。(感覚の鋭い方なら2・3日から1週間で、プロの料理人ならば1日でわかるそうです。)  その為、初期の切れ味を保つためには定期的(1週間に1回程度で十分ですが・・・)な「研ぎ」が必要です。

「研ぎ」の方法としましては、大別して
・ 専門業者に依頼する
・ ご家庭で研ぐ
の2種類になります。もちろん当社でも刃付け職人による「研ぎ」を承っております
(有償になります)ので、ご希望される場合はお申し付け下さい。

またご家庭で研がれる場合は、具体的な方法として
・ 通常の砥石を使った方法
・ 市販のロールシャープナーを使用した方法
の2種類があります。一応 通常の砥石を使った方法についての資料も以下に表示しておりますが、こちらはかなりの熟練を必要としますので、ご家庭で行われる場合は市販のロールシャープナーをお勧めしています。

ロールシャープナーとは 市販のシャープナー(研ぎ器)のうち、以下画像のように砥石が円筒状 + V字の溝が刻んであり、包丁に対して斜めになるように砥石がセットされているものです。包丁の動きに合わせ砥石が回転することから、このような名前で呼ばれています。こちらでしたら、刃先を傷めずに簡単に「研ぎ」が可能です。各社より色々な種類のものがリリースされておりますので、よろしければ是非お試し下さい。


Q2.刃こぼれしていることに気が付きました。使い方がいけなかったのでしょうか?

A2.「欠け」の原因についてはケースバイケースのため、一概には申し上げられません。硬いものに刃先をぶつけた場合や、使用中に刃先が食材に食いついている状態で誤ってこじってしまった場合の他にも、当社で刃付け時に誤って刃先を薄くしすぎた場合等 多種多様です。
包丁は、その材料が硬ければ硬いほど切れ味を高めることが出来ますが、その分欠け易さも高くなります。本品は硬さの上に粘り強さを併せ持った最新の材料を使用して、欠けにくさを向上させておりますが、それでも残念ながら絶対欠けない包丁を作ることは不可能です。 「鋭い切れ味を併せ持った、100%欠けない包丁」 を生産することは、我々メーカーにとっての夢であり理想ですが、大変困難であること何卒ご理解いただけますよう伏してお願い申し上げます。

また、もし欠けた場合の対応ですが、軽度の欠けはロールシャープナーにて、2〜5o程度までの欠けや亀裂は通常の砥石による研ぎ、もしくは当社での研ぎ直しにて改善することが出来ます。
   
※ 『「欠け」を研ぎで改善する』 というのは、実際には 『欠けた部分まで(包丁の)刃先全体を研ぎ落として、「欠け」をわからなくする』 ということです。その為、亀裂や欠けがあまりに深い場合は、包丁全体が大変小さくなってしまうことから、研ぎ直しは承っておりません。当社ではその基準をおおよそ3〜5o程度としています。何卒 ご了承をお願い申し上げます。



Q3.刀身部にサビが発生した。もう使えないの?

A3.大丈夫です。刃先のサビは前述の「研ぎ」で取り除けます。また他の部分は乾いた布にクリームクレンザーやステンレスクリーナーを取ってこすり落とし、その後水で良く洗った後水気を良く切ってください。

ステンレスは「錆びにくい金属」ですが、絶対錆びないわけではありません。使用後は良く洗い、水気を良くふき取ってから収納願います。
また、サビを長期間放っておくとサビが深くなり、刀身を浸食してゆきますの
で、早めの除去をお勧めします。



Q4.包丁に寿命はあるの?保証期間は?

A4.「食品を切る」と言う使命を考えると、欠けや割れ等のアクシデントを除き、食品を切ることが出来ないほど刃が小さくなった時点で寿命と考えます。また保証期間ですが、寿命に至るまでお使いになられる方によって大きく時間は異なってきます(プロの方が使用すると、毎日「研ぎ」をされますので、1年足らずで寿命になります)ので、保証期間の設定は致しておりません。
何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。



ステンレス製の鍋・ケトル等について / Q&A